新しい取り組み

伊勢形紙協同組合では、型紙を使って新しい取り組みを行っています。

型紙はもともと着物を染めるための用具です。その特性を生かして、他の分野への応用を図っています。たとえば、日本間の襖や建具や障子などに装飾をしたり、型紙を使ったあかりをつくっています。

型紙を使った和室

型紙を用いた和室

襖部分

障子部分

型紙の新しい用途として、住宅建築への応用が挙げられます。伝統産業会館内の和室では、そのモデルケースとして、室内装飾を行っています。

襖には、彫った型紙を貼って、装飾をしています。これは、普段染める時に使う型紙よりもかなり大きなものになっているために、技術を要します。

また障子の和紙に型紙を挟み込んでいます。これは、光を通して、型紙が浮かび上がるようにつくられています。

欄間やガラスにも型紙を用いています。これはガラスを二重にして、その間に型紙をはさみこんでいます。また、テーブルなどにもガラスの下にに型紙を入れています。

型紙LED照明

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この照明は、小紋柄の型紙によって面を4分割してそれぞれにLEDの電球を内蔵してあります。
設定によって、さまざまな色に変化します。

インテリアとしての要素が強いもので、古くからある形紙と、新しい技術であるLEDとの組み合わせによってできたものです。
一つのスクリーンとして、壁面を装飾することが可能です。住宅や、店舗のインテリアとしての用途が期待されます。

形紙あかり

形紙あかりは、型紙のもつ美術的な要素と現代の空間にもマッチするようなあかりをと、デザイナーとの協働によって生まれました。

型紙の伝統技術と、現代のデザインとのミックスが新しい照明となっています。
もともと型紙には彫った間のわずかな隙間があり、光が透過するには向いている形状をしています。透過された光は、文様となって浮かび上がります。様々な形を用いることによって、その印象はことなります。またそれぞれの技法によって光の透過する量もかわりますので、錐彫りはち密さを、突き彫りは鮮やかな感じをだしています。